皆さんは面白い話ができたらいいなぁと思ったことはありませんか?
私は、「笑点」に出演した時の為に、大量に積まれた座布団に座る練習を日々しているのですが、今回は、渡辺亮太さんの著書「面白い話すぐできるコツ」について紹介していきたいと思います。
この本を読めば、笑いを生む話をマスターできるんです。笑いは一言でいうとスキルで、その法則を学べば誰でも面白い話ができるんです。
面白さを感じるバランス
一つ目に、人が面白さを感じるバランスは「普通体以上が9対1」という話です。これテストにでます。この本の最大のポイントがこれなんです。
例1:社長のカツラ
体を鍛えるのが趣味で、ちょいワルのオヤジな会社の社長がいます。そんな社長がこう話します。

「今日の暑さは本当にすごいな。普通の70歳だったら熱中症で倒れちゃうよな。まあ俺は鍛えてるから俺ぐらいは平気だけどな。」
自慢げに語る社長ですが、その社長の頭を見ると、なんと汗を拭くたびにどんどんカツラがずれています。汗を拭う頃にはおでこが普通の1.5倍くらいになっています。しかしその社長さんはそれに気付かずに話をしている状態です。
もしあなたがこんな場面を見たらどうしますか?おそらく笑いをこらえることになるかと思います。
例2:ハロウィンの若者
ハロウィンの渋谷には、仮装した若者が大勢います。その中の若者の一人がセーラームーンのコスプレをしていました。その若者は酔っぱらっていて、自撮りをしています。そして同じようにカツラがずれています。本人はそれに気づいていません。これを見ても、おそらく特に面白さも感じることはないと思います。
この2つの例では、同じカツラがズレている事態が起きていますが、面白さに違いがあるのはどうしてでしょうか。
これこそが「普通体以上が9対1」なんです。
笑いというのは、異常なことがあたかも普通に行われているシチュエーションで発生しています。
やりがちなよくあるミス
忘年会で芸人の一発ギャグをマネをしたり、アイドルのダンスを踊ってスベった状況になったことは無いでしょうか?
テンションや勢いだけでは笑いを生むのは簡単ではありません。
テレビに出てくる、大声を張り上げてリアクションを取るようなお笑い芸人さんのほとんどは、スベっていることが多いです。
どんなにテンションを高くても、普通以上のギャップがないとダメなんです。つまり異常なことが異常な場で行われているだけになってしまうと人は笑えないんです。
そのまま伝える
あなたが自分の話をするとき、面白い話をするための一番の方法がそのまま伝えるということなんです。そもそも他人は勝手にイメージを抱いて過ごしています。見た目や話し方、雰囲気、学歴、年齢だとかそういった表面的な情報から勝手に人物像を頭の中に作り上げているんです。
ダンディーな格好をしたおじさまが、メルヘンなお菓子の城に住んでいたら、それだけで面白いですよね。
イメージとちょっとずらすだけで、実は面白さが生まれるんです。
あなたが普段自分について語るときなぜかウケたという経験ありませんか?自分が笑われた場合、あなたのイメージが他の人からは違うのに、あなたが絶妙にずれた自己紹介をしたことでそれが笑いになってるんです。
まとめ
- 面白さを感じるバランスは「普通体以上が9対1」です。
- やりがちなよくあるミスは、テンションや勢いで笑いを取ろうとすることです。
- そのまま伝える以上に楽にウケる方法はないという話でした。
面白いって難しいですよね。面白い人は人間関係が豊かになり、仕事面や恋愛面でもメリットになるので、是非面白い話をできるようになりたいですね。
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